ハイヤー乗務員とは|タクシー乗務員との違いや年収を解説


タクシー業界で働くことを検討し、様々なことを情報収集している際、ハイヤー乗務員という仕事が存在することを初めて知った方は多いのではないでしょうか。しかし、タクシー乗務員との違いや、具体的な仕事内容が分からないという方もいるかと思います。

そこで本記事では、ハイヤー乗務員の概要や、タクシー乗務員との違いを解説します。また、ハイヤー乗務員の年収なども紹介しますので、ハイヤー乗務員が気になる方はぜひ参考にしてください。

ハイヤー乗務員とは

まずは、ハイヤー乗務員の概要を解説します。ハイヤー乗務員とは言葉の通り、ハイヤーを運転する乗務員のことです。前提として、ハイヤーの特徴の例としては下記が挙げられます。

  • 車体が黒塗りになっていることが多い
  • 高級車が多い

また、タクシーは車体に会社名などのロゴが記されているケースが多くありますが、ハイヤーは社名表記が見当たらないケースも多々あります。その場合、実際にはドア部分に遠くからでは見えない程度の大きさで記されています。そのため、お客様からすれば、ハイヤーを普通の高級車として捉える可能性も高いということです。

さらに、ハイヤーはタクシーと比較して高額な費用がかかるため、タクシー乗務員以上におもてなしの精神が必要になります。

ハイヤーを利用するユーザーとは

ハイヤーを利用するユーザーは、基本的にVIPと呼ばれる方たちです。企業の社長や役員、国賓などが利用します。ハイヤーの利用用途としては、自宅からオフィスまでの送迎はもちろん、休日のゴルフや接待での利用などが挙げられます。また、葬儀社との専属契約が結ばれていることもあります。

ハイヤーの利用にあたっては、保証金や事前審査が必要なケースがあります。つまり、一定以上の収入やステータスがないと利用できないのがハイヤーであるため、必然的に利用するユーザーはハイステータスの人たちばかりです。

ハイヤー乗務員とタクシー乗務員の違い

ここまで、ハイヤー乗務員の概要などを解説してきました。ここからは、より詳細にタクシー乗務員との違いを3つ紹介します。

  • 完全予約制
  • 待ち時間が長い
  • 企業が利用するケースが多い

それぞれ順番に見ていきましょう。

完全予約制

タクシー乗務員の場合、予約で配車を承るケースもあるものの、街中で走っているタクシーに声をかければ、その場で乗ることも可能です。そのため、タクシー乗務員の場合は完全予約制ではありません。

しかし、ハイヤー乗務員の場合は完全予約制です。つまり、電話をして当日にハイヤーを利用したり、街中で走っているハイヤーに声をかけたりしても、その場ではハイヤーに乗ることはできません。

待ち時間が長い

ハイヤーの場合は、利用するお客様に常時付き添います。たとえばお客様がゴルフをしている時間などは基本的に待つ必要があるため、運転する時間よりも待ち時間のほうが長いです。

そのため、タクシーと比較して料金体系も高額となっています。

企業が利用するケースが多い

タクシーの場合、買い物に出かける主婦や高齢者、通勤するサラリーマンなど、基本的に個人が利用します。しかし、ハイヤーの場合は、特定の企業と専属契約を結ぶケースもあるなど、企業が利用するケースが多くなっています。

ハイヤー乗務員の年収

ここまで、タクシー乗務員とハイヤー乗務員の違いなどを解説してきました。ここまでの内容を読んだうえで、ハイヤー乗務員の年収が気になる方は多いのではないでしょうか。VIPのお客様が中心となるため、必然的に収入も高めだと考える方もいるかと思います。

結論から言うと、ハイヤー乗務員の年収は500万円程度です。中には、年収が650万円を超える乗務員もいます。タクシー乗務員の年収は400万円程度が多いことを踏まえると、ハイヤー乗務員のほうが相対的に年収は高いと言えるでしょう。

そのため、より高い収入を得たい場合は、ハイヤー乗務員になることを積極的に検討してみると良いでしょう。

まとめ

本記事では、ハイヤー乗務員について解説をしました。ハイヤー乗務員は、主に企業の社長や役員に付き添いで従事する仕事であり、完全予約制となっています。1日付きっきりで仕事をすることも多いため、タクシーよりも運賃は高く設定されています。

また、年収も比較的高い傾向にあり、年収650万円以上稼いでいる乗務員も存在します。まずは、ハイヤー乗務員とタクシー乗務員の違いを理解し、どちらを選択するか検討してみてはいかがでしょうか。

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