料金に関する質問
クレジットカードが使えない
クレジットカードが使えないタクシーたまにあります。クレジットカードは7割くらいのドライバーの方は断ります。または、利用できると書いてあっても時間がかかったりします。5分くらいかかると言われましたが本当でしょうか?実際のところは現金じゃないと歓迎されないのですか?
クレジットカードを使用できるタクシー会社は、地域によってはまだ少ないようです。そのため、クレジットの精算に慣れていない乗務員も多く、使用可能なタクシーでも理由をつけて断る事もあるようです。
また、一部のタクシー会社ではクレジットの手数料を乗務員に負担させているところもあるため、乗務員が支払いを拒むといった背景もあるようです。
しかし、理由もなく断るのは乗務員個人の怠慢ですので、領収書をもらいタクシー会社、またはタクシーセンター等へ連絡を行うのも一つの方法かもしれません。
迎車料金のスリップ制とはなんですか?
迎車料金で「スリップ制」ということを聞きますが、どういったシステムでしょうか?
「スリップ制」とは、迎車回送中でもお客さんが乗っている事と同じ扱いになり、初乗り運賃額を限度とするものです。
「スリップ制」は例として2種類あります。
(例)【通常運賃の場合】スリップ制2.0km実車扱いの場合
◆タクシーを呼んだ際に、迎車地よりタクシーが1.0km離れた場所から迎えに来た場合、すでに初乗り運賃が始まっており、利用者を乗せ、残りの初乗り1.0km分を走行した段階で加算運賃が始まります。
(例)【短縮運賃の場合】 スリップ制1.0km実車扱いの場合
短縮運賃に関しては「タクシー業界用語辞典(初乗距離短縮運賃)」をご参考下さい。
◆迎車地よりタクシーが0.7km離れた場所から迎えに来た場合。
1.0km未満の為、短縮運賃での初乗り料金が迎車料金となります。迎車地から0.3kmを過ぎると、加算運賃が発生します。
◆迎車地よりタクシーが2.0km離れた場所から迎えに来た場合。
短縮運賃での迎車料金の上限は1.5kmまでとなるため、初乗り短縮運賃分と短縮運賃の加算運賃が発生します。それ以降は迎車料金が上がる事はありません。1.5km以降は、短縮運賃での加算運賃ではなく、通常運賃での加算運賃が発生します。
スリップシステムは、利用者にとって、乗ってすぐ料金が上がったように感じてしまうため、あまり良いイメージがないようです。
最近では、迎車地までの距離に関係なく一定額(100~400円程度)を迎車料金としている会社や無料で迎車を行う会社も増えています。
長距離割引について教えてください
「9,000円を超える金額について1割引」「5,000円を超える金額について5割引」など金額は地域によって異なるようですが割引の案内を目にします。でもシステムがよくわかりません。例えば5,000円以上乗ると半額になるという事でしょうか?
長距離割引とは「ある一定の料金を超えた分の料金が割引になる」制度のことです。
質問のような5,000円を超える金額について5割引といった場合は、5000円以降の金額が5割引になります。
このような場合、もし運賃が5,500円だと5,000円を超えてからの金額が5割引になるため、500円分が5割引となり5,250円となります。
《例》9,000円を超える金額について1割引の場合
9,900円の場合は、9,000円を超えてからの金額が1割引になるため、900円分が1割引となり9,810円となります。
深夜割増料金の仕組み
深夜早朝は料金が2割増になりますが、料金が2割増になっているのですか?
深夜早朝の割増は「距離短縮方式」という方式が使われており、料金が2割増すのではなく、距離が2割短くなり計算されています。
この距離は初乗り距離だけではなく、加算距離にも適用されます。
障害者割引の計算方法
障害者手帳の提示で割引になるそうですが、計算方法を教えてください。
運輸局に確認したところ、運賃メータ表示額×0.9で10円未満は切り捨てになります。
予約料金は運賃メータに表示されないので、割引対象外です。
迎車料金や回送料金は多くの会社でメータに含まれるので、割引になる場合もあります。
なお、身障者割引はほとんどの会社でやっていますが、精神障害や知的障害、特定疾患など障害の中身によって実施していない会社もありますのでご注意ください。
現金の支払いで文句を言われた
先日タクシーを利用したのですが、支払いを現金にしようとしたところ、「次からはチケットにしてくださいね。」と言われました。なんで、現金で支払ってこんなこと言われるのか分かりません。乗った場所は霞ヶ関で個人タクシーでした。
チケットは換金する手間がかかるので、運転手にとっては現金が一番良いのに何故こんなことを云ったのか見当がつきません。多分、考えられる理由として、深夜で霞ヶ関=チケット客の超ロングという方程式を期待していたのでしょう。それが現金の普通の仕事に化けた落胆からではないでしょうか。
ETC搭載のタクシー
ETC搭載のタクシーで、個人のETCカードを使用することはできますか?
タクシー会社によって対応が異なります。
利用者のETCカードを使えるタクシーもありますが、会社によってはシステム上対応できないタクシーもありますので、自分のETCカードを使用したい場合は、あらかじめタクシー会社に確認したほうがよいかもしれません。
途中下車の精算
友人とタクシーを利用し、友人は先に下車しそこで精算を行いました。私はそこからすぐに下車したのですが、初乗り運賃分の値段を求められてしまいました。この場合は、なぜなのでしょうか?
一度、精算を行えば、その時点で運行契約が完了してしまう事になりますので再び初乗り料金がかかるのは間違っていません。
ただ今回の場合、友人が先に下車する事を事前に伝えてあったのであれば精算で対応した乗務員に問題があると思います。
しかし、「精算お願いします」や「ここで降ります」など二人一緒に下車すると勘違いするような言い方だった場合は今回の様な事が起こる可能性はあります。
チップは必要?
外国のように乗務員さんへのチップ(心づけ)などは必要でしょうか?
日本ではチップの習慣はないため特に必要はありません。
でも、良いサービスを受けたと感じれば、小額のおつりが出た場合など「コーヒーでも飲んでください。」とチップ代わりにお釣を受け取らない人も多いようです。
子供料金
タクシーは電車のように子供料金はありますか?
タクシーは車一台に対して運賃を支払うため、子供料金はありません。
乗車定員内であれば何人で乗っても運賃はメーターに表示された金額を支払います。