安定した収入が得られる転職先を探している30代におすすめなのは、タクシードライバーです。タクシードライバーには、会社勤めのサラリーマンには得られない魅力がたくさんあります。今回は30代でタクシードライバーに転職する魅力を紹介します。

年齢や経験も関係なし！誰でも挑戦できる仕事です

30代になると現在働いている職場においてもそれなりに経験があるため、転職ではこれまでの経験を活かせる仕事に就きたいと考える人も多いでしょう。ただ年齢を考えると転職は難しく、かといって未経験でも働ける事務や軽作業などでは思うような収入が得られません。
それでも会社の倒産や、経営状態が苦しくなることで転職を余儀なくされる人もみられます。

そういった人におすすめなのがタクシードライバーの仕事です。タクシードライバーの多くは別の職種からの転職者であり、未経験でも採用される確率が高くなります。さらに、平均年齢も40代後半であるため、30代の転職者は若手として扱われ、体力があるぶんだけ重宝されるのです。タクシー業界について全く知識がないことに不安がある人もみられますが、タクシー業界においては未経験者の方が優遇されることもあります。というのも新たな人材である方が教育しやすいというメリットがあるためです。そういった未経験のドライバーには事前に研修がありますので、タクシードライバーになるためのサポートが得られます。運転などに関する技術的な知識だけでなく、接客業としてのサービス面も学ぶことが可能です。

また、タクシードライバーには第二種運転免許が必要であり、東京23区などのエリアにおいては地理試験の合格が必須となります。タクシー会社によっては第二種運転免許を取得するための教習に通わせてくれるところや、資格取得のサポートを行っているところもありますので、探してみるのがいいでしょう。
タクシー運転手は、お客さまとのコミュニケーションと運転が好きな人であれば誰でも挑戦できる仕事です。

収入面も心配なし！安定した収入も期待できます

転職するにあたって不安なのは収入面でしょう。特に30代にもなると家族を持っている人も多いため、これまでと同じか、それ以上の収入を手に入れたいと思う人も多くみられます。タクシードライバーの年収は約300万円といわれています。この数字だけで判断すると、あまり稼げないと感じる人もいるでしょう。しかしこれはあくまでも平均値の話です。年齢や働き方がさまざまなタクシードライバーの仕事は、働き方次第で収入に大きな差がみられます。また勤務地によっても年収には差が見られ、地方では年収が下がりますが、逆に東京ではさらに多くの年収を手にしているドライバーも多いのです。特に30代の働き盛りであれば、頑張り次第で年収600万円をもらうこともできます。

タクシードライバーの年収に差がある秘密には、歩合制があるでしょう。月給として毎月同じ給与を受け取るサラリーマンとは違い、タクシードライバーは自営業に近い形態です。そのため、頑張れば頑張るだけ給与となって評価されます。
ただ、未経験のドライバーにとって歩合制で本当に稼げるか不安である人もいるでしょう。しかし、大手のタクシー会社などでは乗務開始からの数カ月間は給与保証をしてくれる会社もありますので、安心して働き始められます。

慣れてくると安定して稼げるようになり、収入面にも不安がありません。

月の半分以上が休み？休みの多さもタクシードライバーの魅力

タクシードライバーとして働く魅力には、休みの多さもあげられます。30代などの体力のあるタクシードライバーの多くは「隔日勤務」といった勤務形態で働いています。この勤務では朝から深夜まで働いて次の日が休みなるといったスタイルです。仕事が終わった日は「明け番」となることから実質休みであり、一カ月の勤務日数は約11日間です。最大で13日間の勤務が可能ですが、それ以上の勤務は法律によって禁止されていますので、強制的に働かされることもありません。

1日当たりの平均稼働時間は、間に休憩を3時間挟んで18時間であるため、拘束時間は長くなります。しかし月当たりの休みは21日間もあります。休みが多いことで長く働いた分の休息をしっかりととることが可能です。そのうえ、休みの日には時間を自由に使えることから、サラリーマンの頃に比べて「家族との時間が増える」「趣味の時間が増える」といった意見も多く聞かれています。転職することで家族と旅行を楽しめるようになった人や、プライベートを充実させられるようになった人も多く、毎日の生活をさらに楽しめるようになるでしょう。さらにしっかりと休めることでストレスもたまりにくくなることから、仕事へのモチベーションも向上します。

やりがいが多い！長く働くならタクシードライバー

タクシードライバーは、頑張れば頑張った分だけ給与に反映されますので、やりがいを感じられる仕事です。自分の努力が認められると感じることで、さらなる意欲を持って仕事に臨めます。観光タクシーとして働くために観光に関する検定を取得することや、外国人のお客さまのために英会話を習得するなど、スキルをどんどん増やせる仕事でもあります。

また、基本的には個人で行動することが多いため、人間関係のわずらわしさからも解放されます。これまで会社において人間関係のトラブルに悩まされていた人にとっては最適な職場であるとも言えるでしょう。
さらにタクシードライバーの中には、お客さまからの「ありがとう」の言葉にやりがいを感じる人も多いようです。体調の悪いお客さまのために、いつもよりゆっくり運転することや、お年寄りの乗り降りを手伝うことなど、小さな気配りで他人から感謝される仕事です。

常にお客さまに寄り添い、心のこもったサービスを提供することで自分自身の成長も感じられます。
そのうえ定年の時期も通常の会社員に比べて遅く、年金をもらいながら続けているドライバーもいますので、長く続けられる仕事であるともいえるでしょう。