退職

円満に退社をする秘訣は退職理由と勤務態度

 
私は今までに3社の会社を退職していますが、幸いなことにいずれも円満退社という形で送別会も行って頂き、良い関係のまま退社させて頂いています。

どうしたら良い形で退職できるかを振り返って考えてみると、一つはその会社で真面目に仕事に取り組み続けた事、もう一つはしっかり筋の通った退職理由を伝える事だと思います。

それは当たり前の事ではありますが、真面目に仕事に取組み一定の成果を残している社員の方が会社にとっては辞められると痛手にはなります。
しかし、勿体ないと思われながら辞められるのが花ですし、もし次の職場で何かの縁があった際にも協力してくれたり、良い取引先になる場合があります。

そして、退職理由も内心は給料や人間関係等様々な理由はあるでしょうが、そこは表に出さずに前向きな退職理由を上司に伝える事が重要です。
会社に不満がある訳ではなく、あくまで自分が将来に向けてどうなりたいかを考えた上で転職を決意したという旨を伝えると良いでしょう。
そうすれば最初に話をした時は引き留めにあったり、色々嫌な事を言われるかもしれませんが、上司も退職を決意した人間を引き留める事は難しい事は分かっているでしょうし、それをさせないだけの退職理由を伝えれば少し時間が掛かっても理解はしてくれる事でしょう。

因みに私の場合は退職希望日の2カ月以上前には伝えるようにしていました。
(40代 男性 コンサルタント)

転職は慎重かつ大胆に

 
私は過去3回の転職のいずれも後悔はしていません。
全ての条件を満たす転職というのが理想的では有りますが、現実は何かを妥協する必要があると思います。
私は、現在給料よりもライフスタイルを優先した生活を送っています。
決して裕福な生活ではありませんが、残業も少なくストレスは勿論ゼロでは無いですが少ない方だと思います。
最初に就職した会社は給料という点では何一つ不自由有りませんでした。
しかし、仕事内容にそれ程魅力を感じていなかった事や、上司との不仲、連日の長時間残業で体調を崩した事もあり、給料は下がっても良いので自分が本当にやってみたい事をやろうと考えを改め、転職する事にしました。

仕事や生活に対する価値観というのは人それぞれだと思います。
仕事が楽しくて苦にならないという方もいらっしゃれば、仕事は我慢する代わりに休日は趣味に打ち込むという方もいますし、都会が好きな方もいれば田舎が好きな方もいます。
ただ、どんな理由であれ後悔はしないように転職は慎重かつ大胆にする事が重要でしょう。
慎重すぎれば中々決断が出来ず転職に踏み切る事が出来ません。
考え方によっては踏み切る必要がない良い職場に勤めているという事もいえますが、
そこは大胆な面を持ち合わせて、本当にやりたい事があればチャンスを逃さず一歩を踏み出す勇気が重要です。

自分の決断で納得の行く人生を送りましょう。
(30代 男性 コンサルタント)

派遣業務の円満退職

 
私は以前、派遣社員として勤めていました。

なかなか転職活動がうまくいかなかったので、無職の期間を長引かせないために仕方なく派遣で働きました。
職場の雰囲気は悪くはなかったのですが、派遣社員なのでボーナスもなく、収入が厳しいので正社員への転職は常に考えていました。

更に業務が簡単で早く帰れる派遣業務の良さを活かして資格の学校にも通っていたので、資格が取れ次第すぐにでも転職するつもりでいました。

そうして1年後、無事に資格を取得でき、すぐに新しい転職先も決まりました。
もちろん、基本通りに1か月前に派遣会社の営業を通して勤務先の課長に退職の旨を伝えてもらいました。

資格取得、正社員での転職とのことで課長も非常に喜んでくれました。
派遣社員の私に送別会まで開いてくれました。

最初はよそよそしかった事務の女性もささやかなプレゼントをくれたり、退職のあいさつの際にはお互いに涙がこぼれる場面もありました。
そんなに仲が良かったわけでもないと思うので、何だか不思議でした。

そうして私は無事に円満退職をしたわけですが、今思うと円満退職できるかどうかはそれまでの人間関係の構築がうまくいっているかどうかだと思いました。
あと期限的に無理のない時期に言っているかどうかということも重要です。

この会社で派遣会社として働けた時期は私にとってもいい思い出です。
(20代 女性 事務)

円満退職の体験

 
私は以前、3年ほど勤めていた会社を辞めていたことがあります。

その時は業務が忙しすぎて残業も多く、長く勤められる企業ではないと思っていました。

私は実家が遠方だったので、会社での面談の際にいずれ実家に帰らなければならないと相談しました。
この時は本当に実家の方に戻り地元で転職しようと思っていたので決して嘘ではなかったのです。

すると部長がいずれ辞めるなら早いほうがよい、次のボーナスのタイミングではどうかと具体的な日付を指定してきました。
そんなことを言っておきながら、やっぱりやめるのを辞めますとは言えず、4か月後のボーナスの月で辞めることになりました。

もちろん、本当にいいのか考えを聞く機会も設けてくれたのですが、今思えば部長の提案は何だか事実上の首切りだったような気もして、やはり残りますとは言いづらいものでした。

そういうわけで辞める3か月前から業務も軽易な業務に変更してくれて、おかげさまで私は辞めると決まってからは残りの会社での月日を楽しく過ごすこともできました。

こういうとその会社にいた方がよかったような気もしますが、それは辞めると決まったから実行された処置であり、継続勤務するようであれば決して許されない状態ではありました。

そうして私は楽しい送別会を開いてももらい、大変円満に退職をしました。

結局、辞めてから考えが変わって引っ越しはしたものの、実家に帰ることはありませんでしたが。
今思っても、あの時に退職できて本当によかったと思っています。
(40代 男性 自営業)

どう責任をまっとうして退職するか

 
会社勤めする以上それぞれの役割というものがあるはず、それを踏まえて退職するなら会社側からの希望でない限りは自分のプランに沿っていいタイミングで次に進みたいものです。

定年ならともかく、そうでなければ次に転職先もあるわけですから、お互いに円満で終わるのは先々を考えても大事なことです。
どんなに関連無さそうな職種であろうが、人の繋がりはいつも大切、いつ助けてもらう立場になるかわかりません。
それだけ一つの仕事を終わらせるには神経を使っておいた方がいいのだと思います。

よく耳にするのは退職願いをいつ出すか、数ヶ月前にはとか言います。

それは一般論だと思うのですが、基本的には現状のポストの代役がいるかどうかに掛かってくるわけで、極論で言うなら代わりのスタッフが育っていれば今すぐ辞めても良いと言えばいいわけです。
逆に言えばその育成に一年掛かるなら一年前に退社を願い出るのがいいのです。
しかしそんな計算通りに進むことは無いので、落としどころとして三ヶ月ぐらいはなどと設定したいところです。

退職が決まったら、とにかく残された引き継ぎなど責任をまっとうするのが筋ですね。
個人的に思い出すのは、あまりに次の仕事の事を考えるばかりに浮ついた気持ちで働いてしまったことです。
最後の一月を切った頃、見るに見かねた上司にひどく叱られた思い出です。
普段とても優しい上司が私にくれた最後のアドバイスと今となっては思うのですが、最後まで責任を持ってやり遂げることの難しさを痛感した瞬間でもありました。
お陰で無事円満に退社できたのを今でもよく憶えています。
(50代 男性 会社員)

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