タクシードライバーの平均年収とは?転職してこれまで以上に給料を稼ぐことはできるのか?

タクシードライバーは、やる気と工夫次第で稼ぎを増やすことができる仕事の一つです。
自分なりの営業スタイルを確立して安定して乗客を獲得することができるようになれば、安定的に収入を得ることができることから、転職を検討している場合にはぜひ候補に入れてみることをお勧めします。

そうはいっても、どの程度稼げるか分からないという方のために、以下ではその平均年収と稼ぐためのコツを説明することにします。

タクシードライバーの平均年収とは?

タクシードライバーが魅力的な仕事であるということを示すために、その平均年収がどれくらいであるのかを最初に見ておくことにしましょう。

タクシードライバーの平均年収は、一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会が定期的に実施している統計調査からデータを得ることができるのですが、2017年に行われた調査結果を見ると全国平均で約330万円となっています。

これだけ見るとそこまで高くないように思うかもしれませんが、特にタクシー需要が旺盛な都市部にフォーカスしてみると見え方はかなり異なってきます。

例えば、国内最大の都市である東京の平均年収は約420万円ですし、神奈川や愛知では380万円前後となっています。
大企業の平均年収ほどではありませんが、全国の平均的なサラリーマンの収入と比べても、決して低くはないということが分かるのではないでしょうか。

また、東京のタクシードライバーの月間労働時間は平均で186時間となっていますので、月に20日間勤務するとして1日当たりの労働時間は9時間超です。

1日の所定勤務時間が8時間程度の一般的なサラリーマンに当てはめると、毎日1時間ほど残業するだけで、400万円を超える年収を得ることができることになりますので、かなり効率的に稼ぐことができる仕事ということができます。

タクシードライバーの勤務体系とは?

では次に、一般の方にとってなかなかイメージしにくいタクシードライバーの勤務体系について見ておくことにしましょう。
通常の場合、タクシードライバーの勤務はシフト制となっており、24時間ごとにオンオフを交互に繰り返すというケースが多いようです。

24時間勤務といっても、法律上、1勤務につき乗車することが認められている時間は19時間から21時間までと決まっており、これには3時間の休憩時間が含まれることから、実際の勤務時間はそこまで長くはありません。

自分のペースで休憩を取ることができ、休憩時間中は基本的には自由に過ごすことができるため、必要以上に束縛されることを嫌う人にとってはお勧めの仕事と言えるでしょう。

タクシードライバーの報酬の仕組みとは?

タクシードライバーの報酬については、ほとんどのタクシー会社で歩合制を採用していることから、売り上げを伸ばせば伸ばした分だけ給料アップにつなげることが可能です。

ドライバーの取り分となる歩合率はタクシー会社によって異なることから、一概にいくらということはできませんが、一般的には60パーセントほどに設定されているところが多いようです。

そのため、月間に100万円の売り上げを獲得することができれば、ドライバーの給料は60万円となる計算ですが、実際にはそこから社会保険料や所得税などの各種税金が差し引かれることになるため、手取りに換算すると50万円前後になります。

また、タクシー会社によっては、未経験者が転職しやすいように、入社してから一定期間はあらかじめ定められた金額以上の月給を保証しているところがあります。

期間は3か月程度となっている会社が多いようですが、その間は売り上げが伸びなくても決まった給与が保証されるため、いきなり大きく売り上げを伸ばす自信がないという方であれば、そういった会社を転職先として選ぶのも選択肢の一つです。

高収入を得るためのコツとは?

では、ここからは実際にタクシードライバーとして高収入を得ている人が、どういった点を意識して仕事をしているかについて触れておくことにしましょう。

まず、売り上げアップのコツとして挙げられることが多いのは、とにかく先輩のドライバーにどのようにすれば成績を伸ばすことができるかについて質問し続けるというものです。

タクシードライバーの仕事の成否は、個人の営業スキルに依存する傾向にあるため、いかにして他のドライバーよりも高いスキルを獲得するかが重要なポイントとなります。

自分で考えてスキルアップすることも不可能ではありませんが、周りに優秀なスキルを持った先達がいるのであれば、その人に教えを請うというのは非常に有効な手段となることでしょう。

また、二つ目のコツは、一日の勤務について自分なりの予定表を作っておくということです。
曜日によって乗客を獲得しやすい時間帯やエリアが違ってくることから、予定表を作り続けているうちに、そのような場所や時間が自然と分かるようになります。

そうなれば、その場所と時間に集中的に営業することによって、必然的に売り上げを伸ばすことができるというわけです。

さらに、三つ目のコツは、日々の気づきをノートに記録し、定期的に見返すようにするということです。

乗客に喜ばれたことや、怒られたことなどは、今後の営業の糧となるはずですし、乗客を多く獲得できたエリアを記録しておくことで、可能な限り効率的に乗客を獲得することが可能となるのです。

コンテンツ一覧

コンテンツ一覧

-->

このページの先頭へ