タクシー運転手・タクシー業界全般に関する質問
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タクシーメーターの操作
同じ道なのに運賃がいつもより高かったという事がたまにあります。
乗務員がタクシーメーターを隠れて操作することはできるんですか?
乗務員がタクシーメーターを意図的に操作する事は出来ません。
タクシーメーターは年に1度検査を行う事が義務付けられています。この検査をクリアした後は鉛玉で封印され、乗務員が意図的にいじることは出来ないようになっています。
羽田空港の定額運賃
都内で暮らしていますが(23区内)、今度羽田空港までタクシーで行きたいと考えています。
定額運賃というものがあると聞いた事がありますが、どういったものですか?
定額運賃とはあらかじめ運賃が決まっているため、時間や距離に関係なく決まった金額を支払う運賃システムです。
通常、定額運賃は予約制となっていますが、「羽田空港 国際線ターミナル」タクシー乗り場から利用する場合のみ、予約が無くても利用が可能となっています。
予約、手続きに関しては各タクシー会社へお問合せください。
東京23区から羽田空港までの定額運賃は以下の金額とります。
■羽田空港 定額運賃 ()内は深夜割増料金
ゾーン1 江戸川区 6,000円(7,000円)+有料道路利用料
ゾーン2 新宿区、渋谷区、千代田区、文京区、台東区、墨田区 6,000円(8,000円)+有料道路利用料
ゾーン3 世田谷区、杉並区、中野区、豊島区、北区、荒川区、足立区、葛飾区 8,000円(9,000円)+有料道路利用料
ゾーン4 練馬区、板橋区 9,000円(11,000円)+有料道路利用料
ゾーン5 武蔵野市、三鷹市 11,000円(13,000円)+有料道路利用料
※江東区、中央区、港区、品川区、目黒区、大田区には定額タクシーはありません。
※22時~翌5時までは深夜割増が適用
運転代行とタクシー代行の違い
運転代行とタクシー代行の違いは何ですか?
■運転代行
運転代行は、乗務員2名が随伴車で利用者の元に向かい、利用者は自分の車に乗車し、乗務員が運転を行います。(利用者は随伴車に乗車することはできません)
また、運転代行は認可が必要です。
■タクシー代行
タクシー代行は、乗務員2名がタクシーで利用者の元へ向かい、利用者はタクシーに乗車し、もう1人の乗務員が利用者の車を運転します。(利用者は自分の車に乗車することはできません)
こちらは特に認可は不要となっています。
住んでいる地域に個人タクシーがないのはなぜ?
私の住んでいる地域では個人タクシーがいないようでうす。なぜでしょうか?
単純に個人タクシーを目指している人がいない、またはお住まいの地域の人口が30万人以下である可能性があげられます。
個人タクシーは「人口が概ね30万人以上の都市を含む営業区域」でないと許可が下りません。
そのため、茨城県、山梨県、鳥取県、島根県では個人タクシーがありません。
タクシークーポンでのお釣り
タクシークーポンで支払った場合、領収書は現金同様にもらえますか?
また、お釣りは現金ですか?
(社)東京乗用旅客自動車協会へ問い合わせましたところ、「タクシークーポンを利用された際には、領収書は発行できます。お釣りも現金でお渡しします。」との回答をいただきました。
しかし、支払いの時は現金扱いになり領収書は発行出来ますが、タクシークーポン購入の際に領収書を発行していると、表上二重領収書になる事もあります。
そのため、タクシー会社によってはタクシークーポンでの支払いの際、領収書を発行しないように指導しているところもあります。
領収書の発行が必要な場合は事前に確認をとるのが良いかと思います。
自己破産しても個人タクシーになれますか?
過去に自己破産をしています。
がんばって個人タクシーを目指していますが、自己破産が認可の有無に影響を与えることはありますか?
個人タクシーの事業許可を行う関東運輸局に確認したところ「申請時に個人タクシーへの資格、条件を満たしていれば問題はありません。」との回答をいただきました。
資格、条件の内容は全国個人タクシー協会へお問い合わせください。
タクシーの宣伝ステッカーが欲しい
後部座席の窓に、大好きなアーティストの宣伝ステッカーをつけて走っているタクシーを見かけました。
大好きなアーティストなのでステッカーをもらえたり購入することはできますか?
もし、もらえたり購入することができるなら、どうすればいいのでしょうか?
ステッカーを貼っているタクシー会社に直接問い合わせてみてください。また、タクシーへのステッカーを製作している会社がありますので、ご参考までに紹介させていて頂きます。『日本タクシー広告株式会社』にご連絡ください。
車内の防犯対策
最近は日本でもタクシー運転手が事件に巻き込まれることが多いですよね。対策などはあるのでしょうか?
近年タクシー強盗や、暴行事件などが多発しているため車内での防犯設備を強化している事業者が増えています。
以前から設置しているタクシーも多い乗務員と利用者の間にある透明な「防犯板」をより強化なものに取り替える事業者が増えています。
これは、あるタクシー運転手殺害事件の時に「防犯板」ごしに殺害された背景があったためです。
また防犯カメラやドライブレコーダーなどの設置も増えています。