タクシー運転手になるなら、40代でもOK?
40代で現在、転職活動中。
・未経験で正社員希望だと思うような仕事が見つからない。
・歳も歳なので、できれば次の仕事は長く続けたい…
こういう問題にいまぶつかっていませんか?
しかし専門的な仕事であれば通常、
35歳までが一般的に言われています。
そういった職業的な年齢制限から、タクシー運転手は採用されやすい業種、業界ではないかと思う方も多いはずです。では実際に、タクシー運転手を目指すのであれば何歳までがOKなのか。タクシーの仕事と年齢にスポットを当てて今回は、掘り下げていきます。
40代だとまだまだルーキー!?タクシー運転手の平均年齢は?
30代の社員が多いという会社もある中、タクシー運転手の平均年齢は57歳となっています。この数字は全国的に見る平均であるため、地域により多少の違いはありますが、一番平均年齢が若い都道府県でも、50代のため他の業界や職種に比べて、年齢層が高い業界であることには間違いありません。
1970年代の日本では、かつて55歳に定年退職を向かえる時代だったこともありました。またつい数年前まで60歳で定年を迎えることが一般的でもありました。このような年齢にかかわる、かつての勤務状況を考えると、平均年齢が57歳という現状は年齢を重ねても仕事をし続けたいと考えている人にとって、期待が持てる話と言えます。
リアルな勤続年数は
タクシー運転手の全国における平均の勤続年数は、8.8年となっています。年齢が増せば増すほど転職活動を繰り返し行うということは、負担に感じるようになったと言う人もいます。またタクシー業界が未経験の人にとっては、未知の世界であるため仕事の環境などに不安を覚える人もいるかもしれません。
しかし、50歳以上の人でも多くの人が現役で働いているという現状で、平均年齢が高いにもかかわらず、8年以上という長い期間を働き続けている人が多くいるという実際の数字は、職場環境は良いという捉え方が出来ます。
この業界は救いの神!?タクシー運転手への転職の道
タクシー業界で働く人の年齢が比較的高い理由に、業界への就職口の門が広いことが挙げられます。多くの会社では、ドライバーの年齢制限が高く、定年後も雇用の継続を提示して安心して働くことができる体制があります。またタクシー業界やドライバーとしての経験が無くても、受け入れてくれる上に難しい資格を持っていなくても志望することが可能という点も理由といえます。
タクシーの運転手になるためには、普通第二種免許が必要となっていますが、一般的に、この資格は、普通自動車第一種免許を持っている人で、受験資格である3年以上の免許保有期間がある場合、それほど苦労せずに取得できると言われています。年齢だけを理由に、新しい仕事探しに行き詰ってしまっている人にとっては救いの神とも言える業界かもしれません。
タクシー運転手でのキャリア
40代から50代の転職は、年齢を理由に、転職活動がうまく進まないというケースがて多くあります。この世代の人にとって、平均年齢が高く、平均勤務期間が長いタクシー業界は、就職するチャンスの幅が広いという大きなメリットがあります。そして入社後も同年代の人の中で、安心して仕事を続けることができるという安心感を持ち合わせた、魅力的な業界とも言えるでしょう。タクシードライバーは、お給料が歩合制である場合が多く、やる気があれば、未経験でも収入を増やすことができるチャンスもあります。そしてタクシー運転手になるには、60歳までなら養成入社でも採用している会社もあります。
そして二種免許を持っている場合は65歳までなら正社員、65歳以上なら嘱託社員、アルバイトなら何歳でもOKです。また長くタクシー運転手を務めるのであれば、個人タクシーを目指すのも1つの手です。個人タクシーの事業を開始できるには、法人タクシーを10年以上勤めることが条件となりますので、40代であれば余裕で目指せる年齢となります。転職先で悩んでいる人は、年齢・性別でわけ隔てることなく受け入れてくれるタクシー業界への転職を検討してみてはいかがでしょうか。