タクシードライバーは２０代でも年収６００万円以上の高収入が見込める、数少ない職業です。勤務年数の長さや、休日の多さなど、収入面以外でも実はたくさんのメリットが。仕事とプライベートを両立させたい方にも最適な転職先です。

早めの転職が年収を上げるチャンス

「長く働くことができる」というイメージのあるタクシー業界。実際に、一般的な職業の定年退職は平均年齢60歳〜65歳ですが、タクシードライバーの場合、引退の平均年齢が75歳前後と言われています。そのため、中高年になってからの転職市場としても人気がありますが、高い年収を求めるのであれば、少しでも早く転職をすることがポイント。２０代〜３０代の感覚の鋭いうちに転職をすることで、売り上げを上げるための土地勘やその他感覚を磨きあげることができます。

また、東京都内の２０代の平均年収は３５０万前後といわれていますが、タクシードライバーの場合２０代で年収６００万円以上稼いでいる方も。２０代で年収６００万円以上稼げるのは、全体の２.６％程度と言われているので、一握りの成功者と言えるでしょう。

近年、日本では年金制度の改革も続いており、老後の生活も自分である程度責任をとることを求められています。会社の判断・ドライバーの自己判断にもよりますが、他の職業に比べると１０〜１５年長く現役に近い形で働けるということは、年収の高さ以上に今の時代には大きなメリットではないでしょうか。

どうやって選ぶ？失敗しない会社選びのポイント

転職先として人気のタクシー業界ですが、転職成功者がポイントとして挙げるのは会社選びです。タクシー業界を調べ始めると、想像以上に会社がたくさんあるので迷ってしまう方も多いと思います。

基本的には一人でいることの多いタクシードライバーですが、会社組織によってサポート体制が大きく変わってきます。長期的に働きたい方や、高収入を望む方には重要視してほしいところです。知名度がある会社に転職する、というのはやはり一つの手で、都内であればタクシー東京大手４社の人気が高いです。その中でもトップ２となる日本交通とｋｍタクシーは乗り場や無線が多いので、業界未経験者でも安定した売り上げを作ることができる環境が整っています。

タクシードライバーは基本給が安く設定されている場合が多く、歩合が少ないときには、お給料がグッと下がってしまうこともありますが、そういった心配が少ないのも嬉しいところ。２社ともに社員教育が充実しているため接客の良さにも定評があり、リピーターも多いので必然的に乗車率も高くなります。自由な雰囲気のタクシー会社も多い中、接客面も通してしっかり教育を受けることで、他のドライバーと差をつけることができ、将来的に着実なスキルアップ・収入アップも見込めるでしょう。

タクシードライバーに転職するメリット

収入が高くても、使える時間がなければ意味がありません。

タクシードライバーに転職する最大のメリットは、高収入を得つつ、理想のワークライフバランスを実現できることです。
というのも、タクシードライバーは実は休みが多い仕事です。基本的な勤務体制で月の半分は休みというイメージです。シフト制なので、平日・週末と都合に合わせて休みを取ることができるので、家族との時間を充実させたり、自分の趣味の時間をたっぷり取ることができます。

シフト制のサービス業だと連休を取れないことが多いのですが、タクシードライバーであれば連休も取りやすいです。連休を取ることで、身体の疲労回復も格段に良くなりますし、長く働きたい方には恵まれた環境と言えるでしょう。

また、他の仕事と大きく違う点がオンオフをきっちりと分けることが出来るということ。
サラリーマンの場合、仕事が終わらず残業になったり、休日とは名ばかりで自宅に仕事を持ち帰るケースも増えてきています。

一方でタクシードライバーの場合は、勤務時間はきっちり決められているのでそういったことは少なく、自宅に仕事を持ち帰るというのも現実的に不可能です。

働き方を自由に選べる会社も多いので、最近では女性の転職先としても人気があり、仕事とプライベートの両方を充実させたいという方から注目されています。

ポイントは３つ！タクシードライバーで稼げる人の特徴

タクシードライバーで稼いでいる人の特徴は「真面目」「分析力がある」「健康」の３つです。

歩合給ということで、やはり稼いでいくには売上を上げることが大切です。売り上げを上げるために必要なのは、まず乗ってくれるお客さんを増やすこと。安定した客数をつかむことで、売り上げも安定していきます。単価が上がらないことがあってもそこで投げ出さずに続けていくことで、単価の良いお客様を乗せられる機会も巡ってくる可能性が高くなります。真面目にコツコツ客数を積み上げていくことはとても重要なポイントです。

そしてその経験から、客数の多い場所を分析したり、長距離客など単価の高いお客様を乗せるコツをつかむことができます。やみくもに走っているだけでは、運が良い日もあれば悪い日もあり、売り上げにも波が立ってしまうでしょう。

分析をした上でコンスタントに良いお客様を捕まえられれば、安定して高収入が得られるようになるでしょう。分析をして頭を使うにも、運転をするにも最重要なのは健康であること。

タクシードライバーの勤務体制は、健康管理もしやすくなっていますが、日頃から自分の体調にはしっかり目を向けていきましょう。