タクシードライバーとして働こうと思ったとき、どのような勤務形態があるのか気になる方は多いのではないでしょうか。タクシードライバーには、大きく分けて隔日勤務、日勤、夜勤と3つの勤務形態が存在し、それぞれ特徴が異なります。

本記事では、タクシードライバーの隔日勤務について詳細に解説するとともに、日勤、夜勤との違いも説明します。また、隔日勤務の場合の1日の仕事の流れも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

タクシードライバーの隔日勤務とは

タクシードライバーの隔日勤務とは、出勤と休日を交互に繰り返すスタイルの勤務形態のことです。例えば、月曜日に出勤をしたら、火曜日の25時頃まで勤務し、そのまま火曜日が1日休みになります。

次の出勤日は、水曜日の午前8時頃です。隔日勤務では、勤務した次の日の休日を「明け休み」と表現することもあります。

また、タクシー会社によっては、午後14時頃に出勤し、翌日の午前10時頃に退勤する勤務形態の会社も存在します。どちらのスタイルが良いかは、事前に体調面と相談しながら検討すると良いでしょう。

隔日勤務は、月間で11日〜13日程度出勤することが多く、1日あたりの実働時間は15時間30分程度です。出勤日以外はすべて休日であるため、月によっては3連休をもらえることもあります。そのため、家族との時間を確保したい方や、プライベートも充実させたい方に向いている働き方です。

隔日勤務とその他の勤務形態の違い

先ほど、隔日勤務の概要を説明しました。ここからは、日勤と夜勤の勤務形態について解説をします。

日勤とは

日勤とは、いわゆる一般的なサラリーマンの方と同じような時間帯に働く勤務形態のことです。主に、8時〜17時、9時〜18時などの時間帯に働きます。日勤では、早朝で出勤のためにタクシーを利用するお客様や、買い物に行かれる高齢者の方などがお客様になります。早朝、夕方以降などまとまった時間を確保しやすい勤務形態なので、女性のタクシードライバーの方にも人気の働き方です。

夜勤とは

夜勤とは、18時〜26時（午前2時）、19時〜27時（午前3時）など、夜間のみ働く勤務形態のことです。平均して、月間22日〜24日程度出勤する傾向にあり、休憩時間は1日1時間です。夜勤の良いところは、深夜割増料金が発生することにより、タクシードライバーとしての収入を上げやすい点です。より収入を上げたい方は、歩合制のタクシー会社で夜勤を希望してみると良いでしょう。

タクシードライバーの隔日勤務の1日の流れの例

ここまで、隔日勤務など、タクシードライバーの勤務形態について解説をしてきました。ここからは、午後14時に出勤する場合の、タクシードライバーの隔日勤務での1日の流れの例を紹介します。

出庫点呼

まずは、午後14時に出庫の点呼を行います。同時に車両点検を行い、運転しても問題が無い車両であるかを確認します。

営業活動

出庫点呼、車両点検に問題が無ければ、タクシードライバーとしての営業活動がスタートします。

休憩

20時頃まで営業活動を行った後、休憩に入ります。タクシー会社によっては、社員食堂やテラスが用意されており、営業活動の英気を養うことが可能です。

営業活動

休憩が終わったら、21時頃から再び営業活動に戻ります。21時以降は遠方利用のお客様や、飲みに出られた帰りのお客様なども利用します。それぞれのお客様に合わせて、適切な接客で目的地までお送りすることが大切です。

休憩

午前4時頃まで営業活動を行ったら、2回目の休憩を取ります。なお、午後の休憩の時間帯はタクシー会社によって異なるケースが多いので、入社前に確認しておくと良いでしょう。また、2回目の休憩に関しては、2時間程度設けられる場合が多いです。

営業活動

午前6時まで休憩を取った後、出勤前のサラリーマンの方などをターゲットに営業活動を行います。また、病院などに行かれる高齢者の方のお客様も多いです。

業務終了

午前10時頃、1日の業務が終了します。車内の清掃や点検を行い、お客様の忘れ物が無いかなどを漏れなく確認します。その後、1日の振り返りを行った後に退勤です。

まとめ

本記事では、タクシードライバーの隔日勤務や、1日の仕事の流れの例を解説しました。タクシードライバーの隔日勤務は、出勤と休日を交互に繰り返す働き方であり、月によっては3連休をもらえる可能性があります。体調面に気を遣える方であれば、プライベートの時間も十分に確保できる働き方だと言えるでしょう。

また、日勤や夜勤との違いに関しても理解を深め、自分にとって最も合っていると感じる働き方を選んでみてはいかがでしょうか。