タクシードライバーへの転職で気になる収入や労働時間!メリット・デメリットをご紹介

タクシードライバーへの転職を検討している人がもっとも気になるのは、どのようなメリット、デメリットがあるかということではないでしょうか。転職してからこんなはずではなかったと後悔しないために、事前に知っておくことが大切です。

そこで、ここでは、タクシードライバーに転職するとどのようなメリットやデメリットがあるかについて、紹介していきます。

大きなメリットは時間の融通が利く仕事

タクシードライバーというと、長時間労働というイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、実際には休みが多く、比較的時間に融通が利く仕事です。特に、隔日勤務という勤務形態で働く場合、1カ月あたりの勤務日数は12日程度となり、残りの18~19日程度は休日となります。

これは、出勤した日の勤務時間が途中に3時間の休憩時間をはさんで最大で21時間となり、その翌日が丸一日休みになるという勤務形態です。休憩時間の3時間は、いつどのタイミングでとっても構いません。休日が多く、かなり時間の融通が利く働き方なのです。

ほかの勤務形態として、昼日勤や夜日勤があります。昼日勤は一般的な会社員のように朝から夕方まで働く勤務形態で、女性ドライバーを中心に人気です。夜日勤は夜間に8時間働きます。お客様を捕まえやすく、深夜割増料金が適用されることもあり、稼ぎやすい勤務形態です。とにかく売り上げを上げたいというドライバーに向いているでしょう。

ただし、隔日勤務のみで夜日勤や昼日勤の勤務形態は採用していないというタクシー会社も多いため、転職活動の際は注意が必要です。

煩わしい人間関係に悩まないで済む点もメリット

仕事そのものは楽しくても職場の人間関係に悩んでいる、ストレスを感じているという人は多いでしょう。厚生労働省の「平成29年雇用動向調査結果の概況」でも、転職者を対象として調査した前職の退職理由として「職場の人間関係が好ましくなかった」を挙げている人が男女ともに一定数の割合でいます。

しかし、タクシードライバーは基本的にひとりでする仕事です。仕事を進めるうえで上司や先輩、同僚と関わることは多くなく、煩わしい人間関係のトラブルに発展することもほとんどありません。仕事をしていて疲れを感じれば、上司や同僚に気兼ねすることもなく、好きなタイミングで休息をとることも可能です。

もちろん、お客様が乗車すれば気持ちよく利用してもらえるような接客をする必要があるといった難しさはありますが、人間関係のストレスを感じることはありません。しがらみに縛られることなく、マイペースに仕事を進められることは、タクシードライバーの大きなメリットでしょう。

最大のデメリットは交通事故のリスクがあること

タクシードライバーの仕事は、指定された場所までお客様を自動車で連れて行くことです。隔日勤務の場合は、勤務の合間に適度に休憩をとったとしても、かなり長い時間車を運転していることになります。どれだけ運転に慣れていても、時間が長くなれば疲弊して集中力も低下してくるでしょう。

そのため、事故を起こすリスクが高まることは避けられません。これが、タクシードライバーをするうえでもっとも大きなデメリットといえるでしょう。タクシードライバーは特に安全第一を心がけ、疲れたときは無理せずに休息をとることが大切です。

なお、タクシー会社によってドライバーが起こした事故に対する対応は異なります。事故による被害の何%までは補償するといった事故補償制度を設けている会社は多く、なかには会社が補償を全額負担するというところもあります。

しかし、事故補償制度を設けておらず、ドライバーが事故を起こした場合は個人で補償しなければならないという会社もまれにありますので、注意が必要です。

歩合給のため給料の額が月によって変動する点もデメリット

タクシードライバーの給料は、基本的に歩合給です。歩合給とは、売り上げに応じて給料の額が変動する給与制度を指します。売り上げがそのまま給料になるわけではなく、売り上げにタクシー会社の定める歩合率をかけて算出された額が得られます。たとえば、1カ月の売り上げが50万円で歩合率が50%の場合、25万円が給料となるわけです。

また、タクシー会社によって、この金額に各種手当がつきます。つまり、売り上げが多い月は給料も多くなりますが、売り上げが少ない月は給料も少なくなってしまうのです。給料が固定給制である一般的な会社員と比べると、月による給料の額の変動が大きくなり、不安定である点はデメリットといえるでしょう。

しかし、さまざまな工夫を凝らし、売り上げを上げさえすれば、給料も増やせます。未経験からのスタートであっても頑張り次第でかなりの高収入がめざせるため、歩合給制であることは必ずしもデメリットであるとはいいきれないでしょう。

タクシードライバーは大きなメリットのある仕事

タクシードライバーは、自分の自由になる時間が多く、好きなタイミングで休憩をとれて時間の融通の利く仕事です。マイペースで働け、煩わしい人間関係に悩まされることもありません。

また、がんばって成果を上げれば上げただけ収入を増やすこともできますので、仕事に対するモチベーションも維持しやすいでしょう。交通事故のリスクがあるなどデメリットもありますが、メリットの多い仕事といえます。

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