タクシードライバーへの転職は、40代営業職なら経験を活かせる

今まで営業職で頑張ってきた40代のサラリーマンが、タクシードライバーに転職することはできるのでしょうか。

もちろんそれは可能であり、タクシー会社でステップアップして収入を上げることができます。また、頑張れば個人タクシーの開業も夢ではありません。

タクシードライバーの魅力とは

人手不足と言われているタクシードライバー業界は常に求人を出しており、採用倍率も低いことから転職しやすい職種の1つに数えられます。

もしタクシードライバーとして新しいキャリアをスタートさせたければ、採用面では有利に働くためハードルは比較的低いです。また年齢が高くても転職しやすく、異業種から就職し直す人も少なくありません。中には40代で営業職を長く勤めていた人が、タクシードライバーに転身する例もあります。

40代の営業職がタクシードライバーに転職する理由には、ノルマがないことを挙げる人が多いです。

営業職として勤めているとノルマに追われて、それがプレッシャーとなって降りかかってきます。タクシードライバーは基本的に歩合制なので、頑張って稼げば収入が増えて、転職前よりも年収アップすることができます。今まで営業で培ってきた経験を活かすためには、この働き方がピッタリだと考える人がいるのです。しかもノルマがないからあまりプレッシャーを感じることがなく、しかも業務量を自分で管理できる点に魅力を感じるのです。

これらの理由から、タクシー会社の求人情報をチェックする人が増えています。

転職するタクシー会社の選び方

転職する理由がはっきりしたら、今度は就職するタクシー会社を選ばなくてはなりません。一口にタクシー会社といってもその数は非常に多いので、その中から自分に合う会社を見つける必要があります。

長く続けて働きたいならば、ある程度知名度が高いタクシー会社が良いです。有名なタクシー会社であるほど利用者数が多く、顧客をたくさん取れる可能性が高まります。また知名度が高い分長く営業しているので、社員のキャリアパスの仕組みがしっかりしています。キャリアパスがしっかりしている方が確実にスキルアップができるのでおススメです。特に営業職を経験しているならば、その経験を活かすことができるようなキャリアパスになっているかをしっかりチェックしましょう。タクシー会社で経験を積むことで、将来的には個人タクシーの開業にこぎつけることも可能です。

タクシードライバーは長時間運転しっぱなしの職種なので、体への負担が少なくありません。そのため、仮眠室や職場の近くに寮があるなど、設備が充実したタクシー会社を選びましょう。また、洗車場や自前のガソリンスタンドが完備されているかもチェックしておきましょう。

ボーナスや住宅手当や二種免許取得手当など、福利厚生が充実している会社の方がモチベーションが上がります。

営業職の経験を生かして管理職にキャリアアップ

タクシードライバーというと常に現場に出ているというイメージがありますが、内勤で続けられる仕事が存在します。それが運行管理者であり、乗務員の勤務時間や健康状態の管理、更には売上金の管理などをメイン業務とします。また万が一事故があった場合の対応や、顧客のクレーム対応を行うこともあります。

タクシードライバーは基本的に歩合制であるため、その月々によって収入が変わる可能性があります。しかし運行管理者のような内勤の場合、固定給を採用しているタクシー会社がほとんどであり、収入の安定を求めて運行管理者を希望する人が多いです。

しかし運行管理者になるためには、タクシードライバーとして現場を経験していた方が何かと有利です。現場でのノウハウや現状を知ることで、クレーム対応などをこなすことができるのです。

運行管理者はいわばタクシー会社の管理職といえるので、40代営業職で過去にある程度のポジションに就いていたならば、キャリアパスとして目指しても良いかもしれません。

特にクレーム対応などは営業職での経験を活かすことができ、他の職種の人よりも上手に処理できます。それを積み重ねることで、会社での信頼が高まっていきます。

個人タクシーも開業できます

タクシー業界には法人と個人があり、個人タクシーで営業する事業者も少なくありません。中には、個人タクシードライバーを目指して転職する人もいます。個人タクシーのメリットといえば、何といっても自由度が高い点が挙げられます。

営業活動を全て自分の裁量で行うことができるので、自分の力を存分に試せるのです。法人タクシーでは給料が歩合制であったのに対して、個人タクシーでは稼ぎ分がすべて自分のものになります。

40代の営業職サラリーマンの人の中には、自分で販路や販売実績を積み重ねてきた人がいます。当然個人タクシーの開業でもその経験を活かすことができ、しかも自分の頑張り次第では営業職時代よりも年収アップを目指すことが十分可能です。

ただし個人タクシーとして開業するためには、無事故無違反歴などいくつかの条件があります。年齢や運転の経歴も問われるので、未経験の人がいきなり個人タクシーを開業するのは難しいです。個

個人タクシーは自営業でもあるので、開業資金を貯めておく必要があります。このように個人タクシーの開業には高いハードルがありますが、多くのタクシードライバーが目標としているので、まずは法人タクシーで経験を積んでステップアップしても良いでしょう。

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