地震が東京に来た時の対策、タクシーの場合は?

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数ある災害の中でも、日本に住んでいる限り対策を考えておきたいのが地震です。東京に今後大地震が起こる可能性もありますし、その際にどのようになるのかを考えておくことは大事です。タクシーの地震に対する対策はどうなっているのでしょうか。今回は、地震が東京に来た時に役に立つタクシーにまつわる知識をまとめてみました。

2016年地震の発生状況

jishin01今年に入ってから8月現在までで、震度1以上の地震が2,466回発生しています。2016年の日本列島で、震度1以上の地震が観測された日数は211日、地震が観測されなかった日数はわずか2日です。このことから、日本はほぼ毎日揺れているという事になります。また、2016年5月~8月にかけて震度3以上の地震が、熊本県を中心に約45回、茨城県を中心に20回、東京23区では6回程度起こっています。
日本は、世界有数の地震大国です。直下型地震の場合は、緊急地震速報も遅れて届くことがありますので、突然の地震には常に備えておく必要があります。

地震でもタクシーは営業しているのか

jishin_02地震のような災害時に、タクシーはどのようになっているのでしょうか。タクシーには、旅客自動車運送事業運輸規則というものがありそれに則って運行しています。
この中の第20条(異常気象時による措置)によると、
「旅客自動車運送事業者は、天災その他の理由により輸送の安全の確保に支障が生ずるおそれがあるときは、事業用自動車の乗務員に対する必要な指示その他輸送の安全のための措置を講じなければならない。」
という文言があります。つまり、タクシーを安全に運行できるようであれば問題ないが、危険と判断できる場合は乗務員に指示を促しましょうということです。地震等の災害時には、安全に支障がある場合、乗務員または会社の判断で、輸送を中断する場合もあります。個人タクシーの場合、法人タクシーに比べて車輌が少ないため、万一の故障に備え早い段階で輸送を中断することが多いようです。

タクシーの地震、災害対策

都内のタクシーのおよそ半数の約12,000台に防災用品を搭載しています。これらのタクシーの目印は、「防災用品」と書いてあるステッカーです。災害時に乗車中のお客様や近隣の地域住民等が避難する際に役立てることを目的として搭載されています。内容は9品目が入っている非常用持出袋で、携帯トイレ、ポケットティッシュ、レスキューシート、サージ力ルマスク、レインコート、三角巾、軍手、バンド工イド、包帯が入っています。東京ハイヤー・タクシー協会では、災害時の乗務員の行動マニュアルがさだめられており、安全に停止して会社と連絡を取るなどの手順が決められています。
日本交通グループでは、タクシー防災レポート車があり、災害時に現場の第一目撃者となった時に迅速に情報を提供することを目的として作られています。この車には「防災レポート車」のステッカーが貼ってあります。また、日本交通グループでは災害の初期消火や援助への協力のため、携帯電話・救急セット・消火器・ロープ・ジャッキ・バール・ノコギリ・発煙筒・赤色旗、等の救助機材を提供します。

タクシーや、車中に居る時に地震が起こったら

タクシーに乗車中に地震が起こったら、まずは落ち着いて手すり等に捕まって安全を確保しましょう。そして、乗務員の指示に従って動きましょう。自分の運転する車の中で地震に遭遇したら、タクシー運転手のマニュアルのように安全に停止して避難する事が必要です。具体的には、道路の左側に車を停止させ、揺れが収まるのを待ちましょう。避難する際は、エンジンを止めてサイドブレーキをかけ、キーをつけたままにします。一般的に、車を利用しての避難は危険ですので、災害時はなるべく避けるようにしましょう。
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