営業経験がある人が稼げるタクシー乗務員の正社員になるにはどのくらいの平均年収になる?

営業職からタクシー乗務員に転職しようという人がいますが、前職の経験も役に立ち、大きな活躍ができます。営業職では顧客対応が主な仕事となっているので、その経験がタクシー乗務員としての顧客対応にそのまま通じるのです。しかし、営業職とタクシー乗務員では、顧客対応の意味が違う場合もあるので、その辺を含めて検証してみましょう。

さまざまな営業職

一口に営業と言っても、さまざまな種類があります。正社員として営業経験がある人でも、かかわってきた営業方法が違う場合があります。そこで、営業職の種類を営業方法別にいくつか紹介しましょう。同じ営業職でも、どのような営業方法に携わってきたかによって、タクシー乗務員になったときに生かせる経験が異なってきます。それを知る意味でも、自分が携わった営業方法を改めて見直してみるのもいいことです。その営業方法には、ルート営業、訪問販売、飛び込み営業などがあります。

ルート営業とは、読んで字のごとくルートを回るのですが、すでに取引関係にある顧客のルートを回り、要望や意見を聞いたり、依頼を受けたりする仕事です。訪問販売については解説の必要はないでしょう。個人宅や企業を回って、自社の製品やサービスを売り込む仕事です。飛び込み営業は、訪問販売の一種でもありますが、事前に予約などを取らず、いきなり個人宅や企業に飛び込んで売り込みを行う仕事です。飛び込みという性質上、断られるケースも多いですが、うなく契約がまとまれば、かなりの満足感を得られます。

営業経験をどうタクシー乗務員の仕事に生かす?

3種類の営業方法のうち、ルート営業というのはすでに取引がある顧客を回る仕事なので、お客と会話をする機会が多くなります。その会話を弾ませ、相手からうまく反応を引き出すのですが、これがタクシー乗務員の仕事に生かせます。タクシーに乗ってくる乗客とは会話をしないこともあるものの、乗務員から話かける場合も多いです。そのような場合、ルート営業での会話術が役に立ちます。どう会話を進めればいいのか、どうすれば相手の関心がある話題を取り上げることができるのかなどについて会話経験があるので、乗務員と乗客の関係がうまく築けるのです。

訪問販売を経験した人は、初めての顧客に対する礼儀、話し方、作法などを心得ています。それは、タクシー乗務員になったときも大切なものです。タクシーに乗ってくるお客は、初対面の人です。同じ乗客に出くわすことはありません。つまり、訪問販売と同じように、初めてのお客に対して礼儀や話し方、作法に人一倍気を使う必要があるのです。なれなれしい口の利き方をしない、ため口はしない、丁寧に応対するなどタクシー乗務員として守るべきマナーはいくつもありますが、訪問販売をしてきた人はその点全く問題がないでしょう。

飛び込み営業というのは、営業方法の中で最も難しいものです。予約もしないでいきなり個人宅や企業を訪問しても、はなから相手にされない場合も多いでしょう。それだけに、巧みな交渉術、普通以上の会話力などが求められます。タクシー乗務員の場合、巧みな交渉術は特に必要がない場合も多いですが、普通以上の会話力は意外にものを言うのです。ルート営業のところでも取り上げましたが、タクシー乗務員と乗客との間では会話のキャッチボールをします。その会話がつまらなければ、乗客は飽きてしまいます。そうなれば、しばらく気まずい時間が続くことになり、乗客に満足感を味わってもらえません。せっかく自社のタクシーに乗ってもらった以上、楽しんでもらうためにも、優れた会話術は必要なのです。

営業職を経験した人は、未経験者よりもタクシー乗務員に向いていると言えます。どのような営業方法を経験した人でも、その時の顧客対応が生かせるのですが、対応が全く同じというわけではありません。商品やサービスを売り込むのと、タクシーにお客を呼び込み、会話を続けるのとでは、同じ対応でも技術が違います。したがって、営業職からタクシー乗務員に転職する場合は、改めて勉強しなおすことも多いです。

稼げるタクシー乗務員になるには

営業職からタクシー乗務員に転職する場合、手取り収入が増えなければあまり満足ができないでしょう。つまり、稼げるタクシー乗務員になる必要があるのです。タクシー乗務員の平均年収は地域によって違いはあるものの、300万円台くらいですが、中には高給取りもいます。生涯年収は1億円台です(平均年収も生涯年収も「年収ガイド」による)。そのタクシー乗務員の給料は、歩合制の場合と固定給+ボーナス・賞与という場合があります。平均年収の数字にはその両方が含まれますが、いずれにしろ営業職から転職をする以上、少しでも年収を上げたいところです。そのためには、イベント情報をチェックする、過去の利用者情報を記録する、街の情報をつかむなど、営業職同様地道な努力が必要です。

営業所からタクシー乗務員への転職はおすすめできる

営業職に従事している人で、給料や待遇に不満を持っている人は意外に多いです。そこで、転職を検討する人も増えていますが、その転職先としてタクシー乗務員もおすすめできます。営業経験が役立つ職場だし、頑張れば頑張っただけ収入も上がる可能性があります。もし転職先に悩んでいるようなら、タクシー乗務員を候補にしてみてはいかがでしょうか。

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