川鍋一郎会長の経歴とは?

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日本交通、川鍋一郎会長

最近マスコミでも話題の、日本交通グループの川鍋一郎会長ですが、どのような経歴の持ち主なのでしょうか。日本交通グループの3代目社長であり、斬新なアイディアと経営戦略で今大変注目を集めています。川鍋一郎会長の経歴をご紹介していきたいと思います。

川鍋一郎会長のプロフィール

川鍋会長は29歳で日本交通に取締役として入社、34歳で代表取締役に就任しました。学生時代は慶応大学での学生生活を謳歌し、その後コンサルティング業界のトップ企業であるマッキンゼー・アンド・カンパニーで経験を積みました。容姿端麗で頭も良く、「タクシー王子」というあだ名があるほど、苦労とは縁遠い華やかな人生を歩んでいると思われがちですが、大企業をを立て直し、日本交通を今ほどの良い会社にするには、相当の苦労があったようです。

川鍋一郎会長の暗黒の5年

社長就任は、大変衝撃的なものでした。2代目社長である父親が突然血を吐き入院。その当日に、社長就任が決定しました。さらに翌日に、お父様を亡くされました。若干34歳で就任し、プレッシャーも想像できない程大きかったことでしょう。社長就任当時には負債が1900億円もあって、資産の売却・リストラに奔走しました。社員や役員にきつい言葉をかけてしまい、皆が付いてこない事態になったこともあったようです。この時期の事を、ご自身でも「暗黒の5年」と表現しています。

川鍋一郎会長の著書、タクシー王子、東京を往く

kaichosub川鍋会長は、なんと1ヶ月間タクシードライバーとして働きました。この時の手記が著書「タクシー王子、東京を往く」です。東京で運転手300人に「なぜタクシードライバーになったのか?」と尋ねた時に、「時間がある程度自由になる」「運転が好きだ」という回答を予想していましたが、ダントツ1位は、「他にやることがなかったから。」という意見だったそうです。続いて、「何でこの会社に勤めてるのか?」と聞いて、「大手だから」のような回答が来るかと思ったら、ダントツ1位は、「家に近かったから」という理由だったそうです。この時に社員の事を知って協力しもらって働くには、現場に出て働いてみるのが一番だと考えるようになったそうです。もちろん、経営陣から反対があったそうですが、長期的に見たら現場感覚が最終的に大きな差になると考え、実行したそうです。この事で1番大きかったのは、社員からの共感を得たことだと川鍋社長は語っています。

川鍋一郎会長の経営戦略

川鍋会長が日本交通で今のような多彩なサービスを打ち出す背景には、カルチュア・コンビニエンス・クラブの創業者で社長兼CEO(最高経営責任者)の増田宗昭氏からの「もっと攻めていいよ」という言葉があったそうです。その言葉通り、川鍋社長は斬新なサービスを多数展開してきました。

川鍋会長が日本交通で打ち出したサービス

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川鍋会長は様々な事を打ち出しました。例えばスマートフォンでタクシー配車ができるアプリや、LINEでタクシーが呼べる「LINEタクシー」は、売り上げに大きく貢献することとなりました。またエキスパートドライバーサービスという、それぞれの分野に特化したドライバーが活躍するサービスも好調です。エキスパートドライバーサービスには「観光」「キッズ」「ケア」の3つの軸で、運転だけにとどまらない新しい形をとっています。観光ドライバーであれば、東京の観光名所を一緒にまわってガイドのようなことをしたり、キッズドライバーはお子様のお稽古事等の送り迎えで成長を一緒に見守っていきます。ケアドライバーはご高齢であまりお出かけができなくなってしまった方のサポートをしたりして、社会にも貢献しています。

タクシードライバーになるなら日本交通グループの大国自動車交通

大国自動車交通の母体は、斬新なサービス展開でタクシー業界売上6年連続ナンバー1の日本交通グループです。前述のように、これからも世の中を楽しくする沢山のサービスが始まるのではないでしょうか。もし今タクシードライバーへの転職を考えているなら、安心して働けて、運転だけにとどまらない環境がある、大国自動車交通のタクシードライバーを目指してみてはいかがでしょうか。

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