都内タクシーの現状と新しいタクシーサービスとは?

今回はタクシーの役割ってなんだろうという基礎的なことから、東京都内のタクシー業の現状とどんなタクシーが活躍しているのか、タクシーの新しいサービスの取り組みについてふれていきます。

タクシーの役割

他の公共旅客輸送機関が始発から終電までの限られた時間内に決められた場所から場所への輸送を分担しているのに比べ、タクシーは、個々のお客様のニーズに対応してドア・ツー・ドアの24時間営業を行い、都市生活に欠かすことのできない役割を担っています。

平成28年度の交通経済統計によると、全国でタクシー・ハイヤーの利用人口は、16億4000万人/1日450万人となり東京都に至っては3億6700万人/1日100万人となっています。また平成26年度全国のハイヤー・タクシーの総台数は全国238,606台、東京は48,488台という全国20.3%を占めているとわかります。

東京都内のタクシー業界の現状

他業種と同じ競争原理を導入するため、2002年にタクシーの数量規制が廃止されて新規参入が容易になったのをきっかけに多くの企業が参入しました。
都内タクシーの現状と新しいタクシーサービスとは?その結果、2008年には都内の法人タクシーが37,577台にまで急激に増加しました。それにより法人タクシーは供給過多となり、乗務員賃金の減少、顧客獲得のための強引な運転による交通事故、サービスの低下など、様々な問題が起きていました。
ですが、2008年7月に国土交通省よる供給抑制策の通達、2014年1月にはタクシー特別措置法の施行など、都内のタクシー台数は大幅な減車に繋がっており、現在は安定しています。

タクシーの増える需要と高まる給与水準

減車という問題がある一方で、ここ数年は観光、介護、子育てなど様々な需要が増えており、タクシー乗務員の給与水準もあがってきております。
特に東京は全国平均年収よりも100万円以上高く、年収900万円を超える人がいるほど、未経験からでも年齢が何歳でも、頑張れば頑張るほど稼げるマーケットになっています。
また、一般企業と比べて自分の自由な時間が多く持てることから、最近ではワークライフバランスを重視した女性や若者の転職者・新卒のタクシー会社への就職も増加しています。

時代のニーズを汲み取った、新しいタクシーのサービス

増える需要と時代によってお客様のニーズも変化していることから、各タクシー会社ではただ送迎するだけではなく専門性の高いタクシーの提供に努めています。
特に注目なのは、日本交通グループのEDSである。EDSとは、【エキスパート・ドライバー・サービス】の略で、「キッズ」「ケア」「観光」という3チームに分かれて、送迎以上の付加価値の高いタクシーサービスです。

各専門分野に特化した精鋭ドライバーで「エキスパート・ドライバー」チームを結成し、個人客にもハイヤーのような使いやすさをお届けしたいという目的を持っています。
ハイヤーのようにクオリティーの高いサービスに加え、時間制運賃を導入するなど、新しい発想を取り入れた新サービス。
乗務員数人でチームを組んでいるため、勤務時間の希望は通りやすく、残業もありません。時代に沿って新しい取り組みをみせるタクシー業界、今後の動向にますます期待が高まります。

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