退職ノウハウ 9選

1.トラブルがないか確認する

 
退職する時に気をつけなければならない事の一つに、金銭関係のトラブルがあります。
各企業によって社内の就業ルールが決められていますが、退職時の対処に関してハッキリとしたルールが決められているのか、退職前に確認しておく事も重要です。
退職する場合、その時期にもよりますが、給与やボーナスが働いていた分までキチンと支払われるかがあやふやな場合があります。
大抵の企業では働いた分の対価は正しく支払われるものですが、中には力関係でうやむやにされるケースもある事でしょう。

退職する事は、得てして後ろ向きな行動と思われる風潮はいまだに根強く、働く側としても、何か後ろめたさを感じてしまいがちですが、昨今ではいろんな業種があり、自分に合わない仕事を一生我慢しながら続けていくより、適職を見つける為に転職しようという前向きな人もたくさんいます。

確かに企業側としては、時間を掛けて育てた社員に辞められては、いままで育ててきた時間と金が無駄になってしまう、という思いがあるので、辞められるのであればその損失を出来るだけ抑える様な行動をとる事もあるでしょうが、たとえ退職するとしても、正当な結果に対する対価は受け取って然るべきですので、もしトラブルになった場合は、毅然とした対応を心掛けるべきです。
(50代 女性 総務)

2.退職の申し出の仕方

 
まず何をもって「円満退職」とするかというところですが、もし退職届をすんなり企業が受け入れてくれる事を期待されているのであれば、よほど評価が低い社員で無い限り、それは難しいと思います。質問者様は引き止められるそうですが、その企業にとって惜しい有能な人材だったという事なのだと思います。

昨今、多くの企業では人材を減らされる上に個人の負担や責任が増えていく傾向にあります。有能な人材が辞めた場合に新人を探して選考して教育するのは企業にとっては負担が大きいです。
そのため、企業としては「できる人材」については出来る限り辞めて欲しくないと思うのは自然だと思います。その他にも会社は社員を「育てた」という自負があります。「これまで育ててやったのに裏切られた」と思ってしまうわけです。

同じ地域や業界で転職活動をするならば、自分の情報が流れるのは不思議ではありません。
企業は、これまで以上に人材を見分ける目が要求されているので、その人材が勤めていた企業の情報は喉から手が出るほど欲しいものです。実際に自分が勤めていた会社にも、退職した社員の退職理由を問い合わせる電話がかかってきた事もあります。

「漏れる」というより、ちょっと大げさですが「共有されている」という前提でいた方が、戦いようがあると思います。
世の中にはどうにも抗えない理不尽は存在しますし、喧嘩したとなれば、なおさら尾ひれがついて広がる可能性は高まります。

しかしながら、私たちには会社を選ぶ権利があります。
終身雇用や年功序列的な昇給制度が崩れ、しかも高ストレスな時代に、賃金的にも人間関係的にも、自分にとってより良い待遇を求めて転職する事は当然です。

このように最初から雇用主と労働者の間には相容れない部分があります。それ故、多少の軋轢が発生する事は避けられないでしょう。

止むを得ず、喧嘩のようになる事も少なくはないと思いますが、それが「多い」となりますと、退職の申し出の仕方を工夫する必要があると思います。
(30代 男性 営業)

3.退職する前に転職先を見つける

 
退職するときに考えなければいけないことについて簡単にまとめてみました。

退職するときと言うのは、定年を迎えて退職する場合と、次へのステップアップや何らかの理由により、転職するとき、もしくは病気などにより止むを得ず退職するなど、さまざまな理由があります。
今回は、転職するときの退職に関することをまとめています。

私も3回転職を経験していますが、1回目の転職で私自身の見積もりが甘く、転職エージェントに登録した段階で、退職してしまいました。
退職に際して、転職先を決めているか、もしくは面接予定があるという段階で退職をすることが賢い方法で、2回目以降の転職では、退職前に転職先を見つけています。
失業保険を申請することも考えて、離職票を受け取ることや退職願、年金手帳を返却してもらう事を忘れずに行いましょう。

さすがに今の日本ではありえないと思いますが、たまに離職票の手続きを行ってくれない、年金手帳を返却してくれないというような会社もあるので、十分注意しなければいけません。
また、失業保険は、手続きすればすぐもらえるものではなく、退職後3カ月後くらいからの支給になります。
しかも、前職の給与の全額ではなく、50~80%の間で支給されることも覚えておく必要があります。
そのため、ボーナスや普段の給与からもしっかりと貯蓄して、不測の事態に備えることが重要です。
皆さんも、転職することだけに頭を働かせないで、退職準備をしっかりと行いましょう。
(40代 男性 )

4.退職するまでの我慢が大事

 
退職する際は転職先を見つけ転職すべきですが転職先について前職に話をするのはやめるまでは避けるべきです。
特に営業社員にいえることなのですが退職する企業はお客様の奪い合いの警戒を本人が思っている以上にする認識でいてください。
私の場合は転職が決まっていたのが近しい業界であるのではないのか警戒されていたのもあったのですが退職する際にお客様を移さないなどの決まりごとが書いた誓約書を何枚も書くのを義務付けられました。

そしてかなりしつこく転職先について問いただされ言うまでは退職させないと高圧的な態度をとられました。
取引先に対する退職メールに関しても自分で作ることが許されず一言一句用意されたものを送付するということもなされ退職までの2ヶ月間はプライベートが一切ない状況でした。
円満退社を望んていたのですが円満退社とは程遠いものとなりましてもし転職先を伝えてましたら転職先に連絡して取り消すような行動をとっていたのではないかと思いまして言わなかったことは正解だったと思います。

法的にも伝えることはありませんし原則退職を願い出れば最短2週間でやめられるます。
法的など通用しない会社もあるのは事実ですのでそういった会社に在籍している場合には対策を厳密に練るべきです。
(40代 女性 医療関係)

5.有給消化もやっておこう

 
会社を退職する事が決定的となった時、退職をされる前にやっておきたい事があります。
それは有給休暇の消化です。長い間会社勤めをされて来た方は、おそらくは少なくとも20日間以上は有給休暇の日数に残りがあるのではないでしょうか。

もしも有給休暇の日数に余裕があるようでしたら、社内での業務の引き継ぎに支障が出ない程度に上手にスケジュールを組み、退職の日までに有給休暇を消化される事をお勧めします。
会社に毎日通勤をしている時には周りの同僚の目や迷惑を考えて有給を消化せずに来られたという方も多いのではないでしょうか。

それでも有給休暇を使う事は当然の権利と言えますので、退職をされる前に消化をされないと結局は損をする事になります。
勿論引継で忙しい為に休む暇がないという方もいらっしゃるでしょう。
それでも平日に取れる休みは転職活動に費やしたり、健康保険や年金の切り替え、住民税の支払い等について調べたり、役所に電話をして聞く事も可能となります。
今までは会社にまかせっきりであったこういった支払い関係の事は、次の転職先が決まるまでは自分自身で考えておかなくてはなりません。

また次の会社へ行く前の気持ちを整えたり、今まで出来なかった家族サービスの為に旅行へ出かけるのも良いかも知れません。
転職によって第二の人生が始まる事になるので、その前の段階として新たな決意をする為にも家族旅行はオススメと言えます。
(30代 男性 不動産)

6.必要なら早めの決断を

 
よく会社は少なくとも3年は続けてみるべきであると言われます。
そのため1年間などの少ない期間で会社を辞めようとする人は我慢がないなどとレッテルを貼られることになります。
短い勤務期間で仕事を辞めようと考える人はそうした一般的な通念がネックになり会社を辞められないことがあります。
しかし会社を長く勤めれば勤めるほどよいのかと言えばそうとも言えません。短期間で辞めることが正しい場合もあります。

まず仕事によって自分の健康が著しく損なわれる場合です。
不規則な労働や長時間の勤務などは体が変調を来す原因になるだけでなく精神面にも影響があります。
満身創痍の体で出社しても業務がはかどることはなく自分の負担が増すばかりです。そのような時はきっぱりと退社した方が良いと言えます。

次に会社が法律に反するようなことをしている場合も短期間で辞めていい理由になります。
詐欺や粉飾決算など違法な手段で利益をあげている会社に在籍し続けることは悪事の片棒を担いでいると見做されかねません。
違法行為が公になって退職した場合はその社名が足かせになり再就職などに影響します。

折角入社した会社に長く勤めたいと思うのは一般的な考えです。
しかしそうした通念ばかりを念頭に置いてしまうことで結果的に自分にとって不利益になることがあります。
必要だと感じたら短期間でも仕事を辞める決断が求められます。
(30代 女性 アパレル)

7.自分のために乗り切ろう

 
退職する場合、会社から借りていたものについては返却するのがルールです。
文房具、制服、資料など会社の備品は全て返却しましょう。
仕事で自分が作成した書類や作品、データにつていも全て会社の物です。

不要な書類を処分しなければならない場合も、あとから機密漏洩などを疑われないためにも、同僚か上司に立ち会ってもらった上で処分したりするのが良いでしょう。
また、会社に返却するものが多い場合はリストを添えて受け渡しするのが良いでしょう。あとになってから「退職の時にどうしてあれを会社に返さなかったんだ?」
とトラブルになってしまうケースもよくあると聞きます。

トラブルなく、スムーズに退職するためにも、会社の物はきちんとリストアップした上で返却し、同僚と上司など2人以上の人間に立会ってもらえれば完璧です。
備品や書類の他に、健康保険証や社員証などの返却も必要です。事前に、返し忘れがないよう、人事部に確認しておくと良いでしょう。

また、退職の際には逆に会社からもらわなければならないものもあります。
離職票や社会保険離脱証明書などの書類です。退職日以降に、会社から郵送で送られて来ることがほとんどだと思いますが、もし転職のため引越しを予定している場合などは、新住所を会社の人事部に知らせておきましょう。

離職票は、ハローワークを通じて転職活動する際に必要です。失業保険の手続きにも関わることですので、離職票を手にしたら、なるべく早く最寄りのハローワークで手続きします。
社会保険離脱証明書については、次に就職した会社での入社手続きの際に必要になりますので、失くさないよう大切に保管します。
退職前後に関わって、面倒な事務手続きがいろいろと発生します。どれも早く手続きするのがベストです。
スッキリ退職して、気持ちよく新生活を始める為にも頑張って乗り切りましょう。
(20代 女性 銀行員)

8.退職をして良い状態で次の職場へ

 
退職という作業は、必ずしも素晴らしい形で経験できるわけではありません。
例えば会社によっては退職の作業の中でも、自己退職を促してきたり、または解雇通知をよこしてくるかたちで、望まないのに退職しなければならなくなることが多々あるからです。

そうした望まない退職に至ってしまった場合には、次の就職先を見つけなければならないのですが、それがなかなか見つかるものではありません。

そんなときには、しばらくゆっくりするというのも実は大切なポイントになります。
というのも、退職してみてから実は仕事探しに苦労しているということがわかると、かつての同僚やまたは直属の上司などはそうした仕事探しという部分で尽力してくれることがあるからです。

しばらくは失業保険をもらいながらゆったりとし、再就職に関しては同僚などにたよってみるというのも一つの有効な手段となります。

もちろん、その場合には同僚にそれなりの見返りを与えなければなりません。
仕事先として次に選ぶべきは同僚とつながりがある職場ということになりますし、元の職場につながっているということになるので、その結果として別会社の社員として元の職場の社員と接触することもあります。

人脈を得て就職できたということで軽いお礼をするのはもちろんのこと、次の仕事先で取引を円滑にするために新しい仕事を持ってきてかつての同僚を助けるなど、互助的な関係を築くのがこの望まない退職をより素晴らしい形で続けていくコツです。
(30代 男性 保険会社)

9.引き継ぎをしっかりと

 
転職が決まったら、早く退職して次の会社に行きたいと思いますよね。
しかし今の会社で最後までしっかりと引き継ぎを行うことを忘れないようにしましょう。

仕事のやり方は人によって違います。
あなたの仕事はあなたなりのやり方でしてきたものでしょう。
そしてその職務が長い程、他の人には見えない部分も多くなっているのです。
また、担当者の異動や部署の改変により、流れが変わっている部分もあるはずです。
引き継ぎマニュアルはあなたがその職務についた時のものではなく、必ず見直して作り直しましょう。

重要なのは、誰が見ても業務の流れが解る様にすることです。
書類の内容は関連部署の誰かが見れば分かるものですが、業務の流れをしっかり把握しておかないと、他部署を巻き込んで混乱する恐れがあります。

あなたは退職してしまうので良いと思うかも知れませんが、社会人として良くありませんよね。
転職をする際には殆どの人が今までのキャリアを活かして同業他社への転職をするのではないでしょうか。
同業社というのは必ずと言っていいほど誰かしら横のつながりがあるものです。

あなたがもし今の会社を退職するときにずさんな引き継ぎをすると、そのことが転職先にも伝わる可能性があります。
どうせ伝わるのなら良い噂をして貰えるように、引き継ぎをしっかり行ってから退職しましょう。
(30代 女性 総合職)

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