タクシー業界に、新卒っているの?
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タクシー業界に、新卒入社の波もきている!
最近では、新卒採用にも力を入れているようです。
そのため、大手のタクシー会社ではドライバーの若年齢化もすすんでいると言われています。
各社が募集をしはじめた背景
そのため「このままでは、10年・20年先の未来が危ういかもしれない!」という危機感が経営者陣の間では蔓延していました。
若年齢化を図る中で大きな衝撃となったのが、昨年2015年度の新卒採用において、
業界第二位の国際自動車(KM)が新卒採用で109人という大量獲得に成功したことです。
この出来事も大きな波を産み、今後もこの流れは加速していくことになりそうです。
国際自動車(KM)の新卒採用に関する興味深い取り組み
学生に「仮面就職」のすすめ
新卒で希望するような企業・業界に入れなかった場合や他に夢がある学生に、いったん、とりあえず就職という形をとってみようよ、というものです。
「仮面浪人」という言葉なら聞き覚えのある方も多いかもしれませんが、その就職バージョン、といったところです。
新卒学生にも向いている、修行の場
実は、タクシードライバーは新卒に向いている学びの場なんだということを打ち出しています。
タクシードライバーは、基本的には一人でまわって、売り上げをどう上げるかを考えたり、そのための戦略を考えたりしていきます。
新卒である程度の大きな企業に就職すると、上からの指示待ちの姿勢が身についてしまったり、自分で考える力を失ってしまいがちです。
そのため、自ら考え行動できる人材と、そうでない人材では、働き始めてから何年かしたときの成長度合いが、変わってくるというわけです。
新卒に対するケアやサポートは、どう変わっているのか?
日本交通グループでは、新卒採用者の保護者を対象にした、
仕事内容等の説明会を開催しました。
採用内々定を出してから辞退をした学生の理由のうち、「親の反対」という人が多かったためです。
保護者の不安を払拭して、安心して働ける環境をつくっていくことが、
学生にとっても会社にとっても良い循環を生み出しています。
また、新人研修も充実した内容にして、落ちこぼれることがないように、
教官がきめ細かく教えていく体制を整えています。
特に女性社員には、セクハラ防止のための研修など、
若い女性でも安心して働けるように配慮しています。
若年齢化の波や新卒の増加により、
これからますます活気のある、注目の業界になっていきそうです。