東京都在住でタクシードライバーへ転職したいと考えている人は多いでしょう。
転職をするためには、タクシードライバーとして働くことのメリットはもちろん、デメリットも理解しておくことが大切です。

メリットとデメリットをあらかじめわかっておくことで、転職後にやりがいのある仕事をすることにつながります。
この記事ではタクシードライバー転職のメリット・デメリットの両方についてまとめました。
ぜひ参考にして下さい。

タクシードライバーの仕事内容とは？

タクシードライバーの最も重要な仕事内容は、乗車したお客様を安全に目的地まで送り届けることです。
そのためタクシードライバーは街中を走り回ったり、他にも駅や病院など大きな施設のタクシー乗り場に並んでお客様を待ったりすることが一般的です。

他にも無線で指名されたお客様のところへ向かう場合もあります。
その他にも乗車前にはタクシー車両の安全点検や洗車をするなど、業務開始と業務後にはタクシー車両の手入れや管理も行っています。

タクシードライバーは街中を走っているイメージから、勤務時間に縛りがないイメージがあります。
しかし実際は勤務形態がきちんと管理されている職種です。

タクシードライバーの勤務形態は、大きく分けて昼勤務・夜勤務・隔日勤務の3つに分かれます。

昼勤務の場合は朝7時から夕方16時までの時間帯で働くのが一般的です。
夜勤務は文字通り夜のみ働くシフトで、給与は昼勤務よりも高くなることもあります。

隔日勤務は1日あたり約20時間勤務し、間に3時間ほど休憩時間が入ります。
勤務時間が長いため出勤した翌日は休日になるという勤務形態です。
隔日勤務は多くのタクシー会社が取り入れているシフト形態で、タクシードライバーに転職した場合はこの勤務形態になることが多いようです。

タクシードライバーのメリット

タクシードライバーの大きなメリットは、休みが多く取れることです。
タクシー会社で多く取り入れられている隔日勤務は、1日当たり20時間程度勤務する勤務形態です。

一見するとハードに見えますが、勤務時間の合間には3時間休憩を取ることができ、残業は決してありません。
厚生労働省がタクシードライバーの勤務形態を厳しく管理しているため、労働条件に関しては法律で厳しく定められています。
違反すると罰則があるため、極端な長時間労働はないのです。

隔日勤務は出勤した翌日は休みになります。
そのため通常の会社員よりも休みが多く、トータルで計算すると月の3分の2は休みになるというパターンも少なくありません。
そのため休みが多く時間を多く使うことができます。

また、タクシードライバーは職場内の人間関係を気にせず働くことができます。
会社員のストレスのひとつが職場の人間関係ですが、タクシードライバーの場合は接客中心で上司や同僚と接して働くことがほとんどありません。

出勤時と退勤時にはタクシー会社による必要はありますが、それ以外は外で仕事をしますので、会社の人間関係に気を遣う人は働きやすいと言えるでしょう。

タクシードライバーのデメリット

タクシードライバーの大きなデメリットは、自動車に長時間乗っているという業務内容から交通事故に遭いやすいことです。
自動車を長時間運転していると、時に判断力が低下し事故につながる場合があります。
集中力を必要とする仕事ですので、疲れを感じたらこまめに休憩をとって無理なく仕事をするのがベストでしょう。

また、職場の人間関係はあまり気にする必要はありませんが、お客様とのトラブルが起きることもあります。
接客業ですので、お客様には親切丁寧な態度を心がけていればほとんどは問題ないのですが、夜間に酔っぱらいなどを接客する時は注意が必要だと言えます。

また、長時間勤務のために腰痛持ちになりやすいのもデメリットのひとつです。
この場合はずっと座りっぱなしの状態ではなく、勤務時間の合間に小休憩を取り、タクシーから降りて軽く体を動かす習慣をつけるといいでしょう。
タクシードライバーの中には腰への衝撃を避けるために座席にクッションをあてるなど様々な工夫をしている人も多いです。

東京都でタクシードライバーに転職するためには

東京都でタクシードライバーに転職するためには、会社員と同じように転職サイトの求人に応募したり、タクシー会社のサイトからエントリーしたりするなどの方法があります。

タクシーやバス、ハイヤーなどお客様を乗車させて料金を取る業務は、「普通自動車第二種免許」の取得が必須です。
タクシー会社によっては入社後に免許に必要な費用を負担することもありますので、必ず免許を取得してから就活を行う必要はありません。

ただし「普通自動車第二種免許」は普通自動車第一種免許を取得してから3年以上経たないと取得することができない決まりになっています。
そのためタクシードライバーは21歳以上にならないと就業できないという制限があります。

タクシー会社によっては、東京23区などの一部地域で就業希望する場合は地理試験を行い、これに合格しないとタクシードライバーになれないことがあります。
東京都は人口が多くタクシーのニーズもありますので地理やマナーを徹底することで接客に役立つでしょう。

タクシードライバーへの転職に興味がある人は、まずは転職サイトやタクシー会社のサイトを見てみることから始めましょう。