タクシードライバーの平均年収は?月収・日給・時給のイメージを持っておこう

タクシードライバーへの転職を考える方は、転職後の給料についても気になるのではないでしょうか。
タクシードライバーは歩合で給料が決まる場合が多く、未経験からの転職の場合はイメージが抱きにくいかもしれません。

この記事では、そんな方へ向けてタクシードライバーの給料について紹介します。
転職後の収入について把握するための参考にしてください。

タクシードライバーの年収について

タクシードライバーの平均年収は年によって異なりますが、全国平均であれば350万円前後だとされています。
しかし、東京のタクシードライバーの平均年収は450万円を超える年が多くなっており、一般的に東京都では年収が高いといえるようです。

このような結果になるのは、都市ではタクシーの需要が高くなるためです。
単純に人口が多く、また、多忙な方も多いため、タクシーを利用する人もその分多くなります。

また、電車やバスなどの公共交通機関が発達しているため、自家用車を持っていない方が多いことも、タクシーの需要が高まる理由の一つです。
この傾向は、特に人口が密集している東京都23区では顕著に現れます。

平均年収について紹介しましたが、タクシードライバーの平均年収を考える際に気を付けてもらいたい点が、タクシードライバーの給料は歩合制によるところが大きいということです。

歩合率はタクシー会社によって異なります。
東京都では平均して自身の売り上げの約6割ほどが給料として受け取れる場合が一般的なようです。

全国的には給料は売り上げの約半分という場合が多いようですので、この点でも東京都のタクシードライバーは全国平均より稼ぎやすいといえます。
しかし、歩合制であるタクシー会社が圧倒的に多いというのは東京でも変わりません。

自身の売り上げが少なければ、年収は当然下がってしまいます。

タクシードライバーの月収・日給・時給について

先に紹介したタクシードライバーの平均年収を踏まえて、そのための月収や日給、時給のイメージについて説明します。
まず、タクシードライバーが一日に対応する乗客は33人から37人だといわれており、一人当たりの平均単価は1500円です。

一日の乗客を仮に35人だとすると、一日で52000円の売り上げがあります。
東京都の歩合率は60パーセントである場合が多いことを紹介しましたのでその値を使って計算すると、日給は31200円です。

また、タクシードライバーの平均勤務時間は月198時間、平均勤務日数は月11日だとされています。
これをもとに計算すると、月給が343200円、時給は約1733円です。

これらは仮の数値ですが、日給のイメージとしてはこのくらいだという参考にはなるでしょう。
平均勤務日数が月11日と少ないため、給料の良さと休みの多さを両立させることができる点がタクシードライバーの魅力といえます。

もちろん、歩合制のため日ごとの売り上げ成績によって給料は前後しますが、東京のタクシードライバーの場合、真面目に勤務していれば一日当たりの乗客は30人を超えるようです。
よほど手を抜かない限り、極端に収入が少なくなるということはないとされています。

しかし、手を抜くと収入が減ることは間違いありませんので注意は必要です。

工夫次第で年収600~800万円も可能

歩合制ということは、頑張り次第では年収を大幅に高くすることができるということです。
特に、東京都のタクシードライバーの場合は地方に比べて稼ぎやすいこともあり、年収が600万を超えるタクシードライバーも少なくありません。

収入を上げるための方法はいくつかあります。
単純に勤務日数を増やすのもいいですが、慣れてきたら一日の平均乗客数を増やすという方法も有効です。

利用者が多い地域を把握しておき、客を乗せていない時間を減らすことで効率的に稼ぐことができます。
やった分だけ稼ぐことができる、工夫次第で収入が増やせるというのは、やりがいになるといえるでしょう。

イメージしやすいように、年収を600万円にするためにはどのように働けばよいのかについて一例を紹介します。

年収600万円ということは、月収にすると50万円です。
歩合率を60パーセントとすると50万円の給料をもらうために必要な売り上げは約83万円。
月11日勤務で、客単価を1500円と仮定すると一日に50人の乗客を乗せる必要があります。

しかし、これでは少し途方もない数字に思えるかもしれません。
その場合は勤務日数を15日にすることで一日に乗せる必要がある乗客が37人になります。
この辺りの采配は、ご自身の体力や確保したい休みなどによって異なりますが、少し工夫をすると高収入を得ることができるということです。

高収入を狙うなら会社選びに注意

タクシードライバーで高収入を目指すなら、会社選びの際に注意するべきことがあります。
東京都のタクシー会社の歩合率は全国平均よりも高いですが、それでも会社によって様々です。

高収入を目指すなら、歩合率の高いタクシー会社を選ぶ方が良いでしょう。
高い会社では歩合率が65パーセントに設定されていることもあるようです。
また、会社によって勤務体系も異なりますので会社選びは慎重に行うべきだといえます。

さらに、乗客の獲得しやすさについても、タクシー会社で差があることを知っておいてください。
法人との契約数が多いタクシー会社や、乗客からの評価が良いタクシー会社はそうでない会社と比べて乗客を獲得しやすいため、効率よく客を乗せることができます。


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