東京都でタクシードライバーへの転職、おすすめしたい会社選びのポイントは?
タクシードライバーと言えば50代60代の中高年が活躍しているイメージですが、近年は20代30代の若い世代や女性ドライバーも増えてきました。
特に、東京はタクシー会社の数も多いですが、会社によって給料や労働条件、福利厚生などが違います。
今回はタクシー会社へ転職する際、どのようなポイントに絞って会社を探せば良いか調べてみました。
教育制度が整えられている会社は未経験者も安心
タクシードライバーは他業種から転職してくる人が多い仕事です。
普通は転職となると経験やスキルが重視されるため、未経験で雇用して貰える事はほとんどありません。
しかし、タクシー会社に関しては未経験者も積極的に採用している所が多く、全くの未経験でも飛び込みやすい現場なのです。
ちなみに、タクシードライバーに必要な資格は普通自動車の運転免許はもちろんのこと、タクシーが乗客を安全に目的地まで送り届ける旅客運送であるため、第二種運転免許の取得が必須となります。
二種免許の試験はそれほど難しいものではありませんが、それなりの費用が必要です。
未経験者でも歓迎としているタクシー会社は、免許取得のための合宿制度を設けていたり、費用を援助したりするなどのサポートをしています。
東京都でタクシードライバーとして働くには、二種免許以外に地理試験にも合格しなければいけません。
道路の名前や地名、各名所などに関するペーパーテストで合格率50%前後の難関試験ですが、合格出来れば東京都内の道にも詳しくなります。
必要な資格や試験にパスできればタクシードライバーとして働く権利を得る訳ですが、すぐに仕事が始められる訳ではありません。
一人前のドライバーとして働くには社内研修にて様々な指導を受ける必要があるのです。
具体的な内容は会社によって違いますが、接客や法令、事故防止、機器操作に無線操作、さらに教習車での実地研修などが行われます。
研修は時に厳しく、細かい部分まで指摘を受けますが、最初に厳しく指導されるおかけで、後で恥をかくこともなく、安全に業務を遂行できるようになります。
つまり、社員教育制度がしっかりと整った会社は社員にとっても利用客にとっても良い会社と言えます。
福利厚生が充実している会社は社員思い
転職を考える時は給料に注目しがちですが、実は福利厚生もチェックしておきたいポイントです。
まず、健康保険や厚生年金、介護保険といった「社会保険」、労災保険や雇用保険といった「労働保険」に加入する制度があるかは、生活にも関わってくるため重要です。
また、東京都で働くタクシードライバーの中には、地方出身者もたくさん含まれます。
利用客の多い東京なら稼げる、タクシードライバーの需要が高いといったことを理由に地方から出てくる人が多いのですが、単身向けの寮が完備されていると、住居の心配をせずにすぐに働き始めることが可能です。
タクシー会社所有の寮なら家賃は安く、通勤時間がかからないというメリットもあります。
その他にも、会社内に仮眠室や大浴場を設置している所も少なくありません。
福利厚生面が充実している会社は、いかに社員に安心して気持ち良く働いて貰うかということにも気を配っているのです。
もしもの時の補償制度もチェック
どれだけ安全運転を心掛けていても、車の運転をする仕事は常に事故のリスクを抱えています。
もし、事故を起こしてしまった時タクシー会社の対応も様々で、全額補償してくれる会社もあれば、何割かだけを補償する会社、事故補償が全く無い会社もあります。
事故補償がない会社が悪いという訳ではありません。
元々給与の歩合率が良かったり、他の手当が付いていたりするケースも考えられます。
しかし、車の修理に莫大な費用がかかったり、営業がストップした期間の補償を逆に請求されたりする場合もあり、貯金などゆとりが無い状況なら死活問題にもなり兼ねません。
色々なリスクを考えても、入社前は給与や歩合率だけでなく、事故を起こした時のフォロー体制も確認しておく必要があります。
大手のタクシー会社は全ての面で安定している
東京都には大中小、様々なタクシー会社が存在するため、会社選びにも迷うかもしれません。
小さなタクシー会社も大手に負けないメリットはあります。
人数が少ない分アットホームな雰囲気で、経営者との距離も近いため、自分の意見も言いやすい環境です。
ただ、タクシードライバーの仕事が未経験で、他業種からの転職を目指す人は、大手のタクシー会社の方がおすすめです。
大手のタクシー会社は抱える従業員の数も多いですが、その多くの従業員を納得させるため、研修制度や福利厚生、事故補償などフォロー制度も整っているのです。
例えば、日本交通グループは、未経験でも働きやすい職場です。
研修期間中はドライバーとしての基礎はもちろん、早道や近道、売上向上の研修も設けられているので、早い段階で即戦力として働けます。
また、研修中や働き始めて3ヶ月までは給与保証制度も充実しており、仕事に慣れるまでの間はお金の事を心配せず業務に集中できます。
大手は業績が安定して潰れにくいというイメージが強いですが、社員が長く働き続けられるよう様々な創意工夫も行っているのです。